妄想マスクフェチ

風邪・花粉症用衛生マスクフェチの自己満妄想垂れ流しブログ。唇の形が浮き出るぴっちりしたマスクに偏り気味。

2015年02月

わたし、小早川清香。
教育大学の3年生。
今日からはじまる教育実習。
小学校教諭に絶対になりたいというわけじゃないけど、教育学部に進んだ以上、資格はとっておきたい。
そんな軽い理由で、10年ぶりくらいの母校に帰ってきている。
一日目は、教室の後ろにたって授業を見学するだけなんだけど、突然入ってきた自分という異物に向けられる好奇の視線、それによって、スムーズに進んでいるとは言いがたい授業。
ベテランの教諭でも、新たな興味の対象が入ってくるだけで、こうも大変な状況になるのだということをふつふつと感じている。
子どもたちは、講義で学んできた前提のように動くわけではなく、はじめて相手をする生身の人間というものに四苦八苦だ。
ただ突っ立って見ているだけでも、学校教諭の大変さを身にしみて痛感している。
まだまだ手のかかる1,2年生、体が大きくなって反抗期に入りはじめたりで手に負えなくなる5,6年生。
それに比べたら、3,4年生はある意味いちばん小学生らしく、教員歴の浅い人は、その代に回されることが多い。
わたしも例外じゃなく、3,4年に配属されているが、それでもこの様相だ。
一応、大学で模擬授業の演習こそしているけれど、あんなにスムーズにことが進むわけがない。
ゆくゆくは、子どもたち相手に自分で授業をしなくてはいけないのだと思うと、先が思いやられる続きを読む

彼女はすぐに見つかった。
店を出てすぐの通り。歩道の植木の端に腰掛けて、両手で口を覆う彼女の姿。
「う~っ!!」
僕の姿を見つけると、涙目で恨みがましく睨みつけてくる。
ひとまず場所を移動しようと、彼女に新しいハンカチを与えて移動を促す。
ここで、口枷をはずしてしまってもよかったけれど、大通りでないにせよ、人通りがある。
しばらくハンカチで抑えつつ我慢してもらう。
近くの駐車場に車を停めてあるので、そこで後処理をしようという目論見だ。続きを読む

※当たり前ですが、これは、マスクフェチに主眼においたフィクションなんで、
設定に突っ込まれても、どうしようもありません。
或いは、その部分を書き換えてくれるのなら大歓迎ですが。
真に受けるひとなんていないと思いますが、念のため……。



繁華街の雑居ビルのワンフロア。
わたしは、そこで小さいながらも歯科医院を経営している。
このご時世、歯科医院はコンビニより多く、首が回らなくなっている病院も多いって聞く。
矯正、インプラント、審美歯科等々、他にはない専門的なものを売りにして、差別化をはかっているところも多い。
わたしのところは、保険診療のみで地道にやらせていただいている。
それだけでは厳しい時代だけれど、営業努力?の甲斐もあって、資金繰りに頭を悩ませないくらいには繁盛させてもらっている。
なんだろう、ギャンブルみたいなことはせずに、できることを、コツコツと、って感じかな?
そんなこと話しているうちに、予約の患者さんが来たみたい。続きを読む

会計カウンターに立つ彼女は、マスクをした口元をハンカチで押さえている。
マスクの下には、ボールギャグが噛まされており、開きっぱなしになった口からは、止めどなく涎が溢れてきている。
ボールギャグの穴すらもわかってしまうほどの、ぺらぺらのぴっちりしたマスク。
その口周りは、きっと、涎のシミでおもらしをしたかようになっていることだろう。
それをハンカチで隠すこと。彼女にできるせめてもの抵抗。
「フーッ、フーッ……。」
ボールギャグの穴から漏れる息が、そんな音をたてている。
決して息苦しいわけではないが、普段と同じように息をしてしまっては、出っ張ったボールの穴から唾液がこぼれ落ちてしまう。
だから、少しでも上を向いて、口の中にたまった唾液を吸うように呼吸をする。
もちろん、効果があるかなんて定かではない。
それでも、口から唾液がこぼれないようにと抵抗するさまは、妙に嗜虐心を刺激されるのだ。続きを読む

「はーい、どなたー?」
 先生は、寝間着であろう、Tシャツの上にカーディガンを羽織って出てきた。顔半分は、風邪のためだろうか、大きなマスクで覆われている。
「あら、夏実さん、お見舞いに来てくれたの?嬉しいわ。」
 下は黒い大人っぽい下着を履いているだけだった。
「せっ、先生、ちゃんと下は履かれた方がいいですよ?」
「あらやだ、気づかなかったわ。ごめんなさい、だらしないところ見せちゃって。」
「いえ、病気で寝込まれているのだから仕方ないと思います。」
 わたしは、少し赤面しつつ、先生の顔を見る。先生の顔半分は、変わらず大きなマスクに覆われていて、きれいな鼻と唇の形がくっきり……うん?マスクをしているのに鼻と唇の形がわかるの!?続きを読む

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