妄想マスクフェチ

風邪・花粉症用衛生マスクフェチの自己満妄想垂れ流しブログ。唇の形が浮き出るぴっちりしたマスクに偏り気味。

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  ハイテクは地道な作業によって支えられている。当たり前のことのように恩恵を受けている人はわからないだろうが、表から見ればきれいなものだって、裏では泥臭いことをやっているのだと。たまにでもいいからそういうことにも目を向けて、少しはねぎらって欲しい。わたしはそんなことを思うのです。


 なぜこんなことをやっているのだろう。もう夜も遅いのに、幹部の使っているウェアラブルデバイスのメンテナンスをしている。しかも、自分の業務とは関係ないから残業代は一切出ない。そもそも会社側からは仕事として見られてないから手当もつかない。とんだブラックだ。
 心の中で嘆きながらも、このマスク型デバイスの口元に触れる側に取り付けてあるシリコンのインナーマスクを外す。一日中着けているものだからこれがくさいくさい。顔をしかめながら、つまんでボウルに溜めてある洗剤液に放り込む。しばらく漬け置きしたら水で洗い落として専用の乾燥機に入れる。マスクの形が崩れないように専用の型にはめたり、べたつき防止の特殊な粉を塗布したりと面倒な工程が色々あるが、いちいち説明するのも面倒なので割愛する。これをあと数人分行わなくてはいけない。業務が暇な時期は、毎日のようにやらされる作業だ。
 そのほかにも一週間に一度の換気フィルターの交換、あとは気が滅入るのは半年に一度のオーバーホール。最新鋭の機器なので、不具合があれば律儀にお知らせしてくれるし、ユニットごとに組み替えればいいから作業自体は高度なものではない。しかし、いくら取り外し可能なインナーマスクがついているにせよ、マスクに内蔵されているマイクは、声がこもらないようにある程度露出している。つまりね、さっきのインナーマスクの話じゃないが、長く使っていると唾がこびりついて臭くなるんだよ。
 それを半年に一度、分解して細かい部分まで洗浄させられる。だったら他のユニットと同じく交換してしまえばいいと思うのだが、いくら利益率が高いと言われているこの会社でも、さすがに壊れてないのに交換など言語道断とのこと。しかも、効率が悪いって苦言を呈したら、マイクユニットのお値段、おまえの給料一年分だって半笑いで言われたよ。つまりね、俺のような安月給の期間社員に、マイクユニットを人力で掃除させたほうがずーっと安上がりなのだと。これなんて格差社会?まぁ、我ながら利益を生んでいる自覚がないので仕方ないと思うところもある。
 加えて、以前は週に一度の分解清掃を課せられたなんて裏事情もある。結局、現場が悲鳴をあげてみんな逃げてしまったとかで、お偉いさんが頭を下げに下げて、一ヶ月、三ヶ月、そこをなんとかと半年に一度にしてもらったという経緯があるらしい。あぁ、だからメンテナンス要員が自分しかいないのだと。ふざくるな!!
 まったく、くさいまま我慢して使ってろと思うのだが、相手は億単位もの仕事をばんばんとってくるエリート集団。彼女らがいなければ会社は傾くと言われているほどだからご機嫌を損ねたらいけない。変なことしたら俺のクビなんてすぐに飛んでしまうだろう。まぁ、たかが期間社員だから、あまりにひどい扱いされるようなら、上等じゃ!こっちからやめてやるわ!!ってなるのだろうが、正直、自分のような経歴で、この賃金・待遇は他では無理なんだよ。あえて詳しくは書かないが、一例をあげれば、そこそこの住環境も無償供与されているわけだし。でもね、せめてインナーマスクの洗浄とフィルター交換くらいは簡単なのだから自分でやろうよって思うわけだが、この会社ではエリートは汚いことに手を出さない的な文言でもあるのだろうかね。半年に一度のマイク洗浄なら仕事もだいぶ楽になるのに。

 このマスク型のウェアラブルデバイスを使っているのは5人。俗に四天王と呼ばれている四人の上に、それを取りまとめるボス的な存在がいる。彼女たちと記したが、全員が女だ。今どき四天王なんて大の大人が恥ずかしいと思うが、周りが勝手にそう呼んでいるらしい。ゲームかよ、ってな。それぞれ分野に特化したエリートらしいが、特にいちばんうえのボスは、よくわからんが若くして海外のすげぇ大学でNBAだかMBSだかをとってきたどエリートで、在学中からすでに手腕を発揮して得も言われぬすごい実績を持っているらしい。そいつが引き抜いてきたのが件の四天王とやらで、この倒れかかった会社を数年で立て直した上に、海外に販路を広げてうまいことやったらしく、世界有数の利益率を誇る会社になったとのこと。
 まぁ、元々技術的には世界的にも稀なものを持っていて、需要も高かったらしいから、舵をとる連中がいちじるしく無能だったのかもしれない。

 噂をすれば影だ。それも大ボスの登場だ。実は、マスクの回収も別の人間がやっているから、使用者がわざわざこの部屋にやってくることはまずない。しかし、なぜか大ボスはたまに様子を見に来る。嫌な予感がする。
「作業は順調かしら。」
 大ボスはそう尋ねてくる。普段話すときは、マスク内臓のマイクで拾った声がマスク表面のスピーカーから発せられる形になっているためか、生声とは違う機械感が感じられる。仰々しいマスクさえしていなければ、スーツを着た知的なメガネをかけた妙齢の女性にしか見えないのだが、実はこのメガネもウェアラブルデバイスで、その場で映像を見て指示を飛ばしているらしい。なんて器用な人らなのだろう。まったく同じ人間とは思えない。
「えぇ、あとは取り付けて終わりですよ。わざわざ見に来なくてもいいでしょうに。」
 よくわからん誰かさんに、色々と説明しているうちに今日の作業は終わりそうだ。時間的にはまだそんなに遅くはない。この作業に給料が発生しないだけで、本当のブラック企業に比べれば天国だ。それでも、イヤミのひとつでも言いたくはなる。
「そんなに邪険にしなくてもいいじゃない。それで、お願いがあるんだけど……。」
 嫌な予感的中。大ボスが持ってきたのは、樹脂製のボックス。勿論中には……。
「室長、勘弁してください。今日はこれで帰れると思ったのに……。」
 少し、泣きそうになる。帰って撮りためたアニメでも見ようかと思っていたのに。
「最近忙しくて忘れてたの。よろしくね。」
 マスクで顔がほとんど隠れているのに、かわいくお願いされてもときめかない。ケースを開けると、中にはさっきまで必死に磨いていたマスクと同じ形のあれが……。それも長いこと使っていたのか、とんでもない臭いを放っている。
「これで何度目ですか……。」
 他の人が部屋を訪ねてくることがないのは、ひとえに訪ねてくる理由がないからである。そして、大ボスが定期的にここへやってくるのにはちゃんと理由がある。この人、とにかくだらしがないのだ。忘れた頃になると、こうして長いこと使っていた異臭を放つマスクを持ち込んでくる。さっきはね、なるべく楽なほうがいいって言ったけれど、人に洗わせるのだったら、ここまで汚くなるまえに持ってきてほしいってのも本音なんだよ。あー、この臭いだと一ヶ月は使ってたな。シリコンのインナーマスクが少し変色してるぞ。
「お願い、できれば今日中に!」
 ごめんねと片目をつぶってウィンク。無茶な要求をする人だ。
「あっ、ごめん、ちょっと打ち合わせしなくちゃいけないみたい。ちょっとそこの机借りるね。」
 こっちが嫌な顔をしているのを気にも留めず、大ボス、もとい、室長は耳元にある受信機に触れる。こうすると、マスクに搭載された外部スピーカーがオフになって、声がマスクの外に一切もれなくなる。まぁ、一度に億の金が動くとも言われる彼女らの商談。自分とは別世界の話だ。一切の音がなくなる。
 今日洗ったぶんのインナーマスクをひとつひとつウェアラブル端末にはめ込んでゆく。室長のやつはちょっと休憩してからはじめよう。あの調子だとすぐには終わらんだろうな。あれだけ使っていたら他に不具合も出ているかもしれないし。今日は長い夜になりそうだ。
 議論は白熱しているようで、室長は、身振り手振りで相手に伝えようとしているみたいだ。相手には見えてないだろうに。こんなところに、少しだけ人間臭さを感じてしまう。
 静かな部屋に、室長の身動きと、マスクの排気弁から漏れる不規則な呼吸音だけが響く。シュコー、シュコーってね。本当に声が漏れないんだ、あのマスク……って妙に感心してしまう。
 実は、他の部署でも似たようなことをやっている人たちはいる。でも、彼らはヘッドマイクで指示を飛ばしているようだったから、メンテナンスに手間のかかるマスク型の端末にこだわる必要があるのか?と思っていた。けれども、扱っているものの額や機密情報の重さが違うのだろう。今となっては、少しだけ、ほんの少しだけ、マスク型に拘る理由がわかる気がする。それでも、メンテナンスがつらいのには変わりない。
「あっ、いいもの飲んでる。わたしにもちょうだい。」
 らしからぬ口調で問いかけてくる。
「あんた、マスクしているから飲めないでしょうに。」
「まぁ、そうだけど……。」
マスクに隠れてない視線が不満の意を表している。
「それで、話は終わったんですか?」
「えぇ、ひとまずね。それで、これはやってくれるのかしら?」
「……休憩が終わったらやりますよ。朝には今日出たやつと一緒にいつもの場所に入れといてもらいます。」
「お願いするわね。邪魔しちゃいけないからわたしはこれで。」
要求が通ったら、おまえは用なしとばかりに部屋を去る。合理化の果てだ。
「あと、はい、これ。」
「なんですか、これは。」
「時間外手当。」
「……普段は出てませんよ?」
「細かいこと気にする男はモテないわよ?」
「……わかりました。ありがたくいただきます。」
 この人からすればはした金だろうが、ちょっとした気遣いだ。向こうにいた人だからチップの感覚かもしれない。それでも、額の問題じゃなく、こういう気遣いをしてくれるからこの人のお願いは断れない。きっと、これからさっきの会議の続きをするのだろう。俺の想像の及ばぬ世界で。

 渡されたマスク、怖いもの見たさに改めて直接においを嗅ぐ。
「うげぇ……。」
 顔をしかめ、思わず漏れてしまった言葉。なんだろう、菜の花のにおいを凝縮した感じ?いや、ニッキ水を放置したものを鼻の中に突っ込まれた感じか?とにかく強烈に濃縮されたやばいにおい。これは相当やばいな。しばらく浸け置いたほうがいいかもしれない。
 インナーマスクを洗剤液に漬け込んでいる間に、マイクの部分も取り外してアルコール洗浄。何度も洗っては、においを嗅いで確認。染み付いてしまったのか、なかなかにおいが取れず、確認のたびに臭い臭いと言ってしまった。これ、本人に聞かれていたら本当にクビが飛びかねん。


「ふふふ、やってるやってる……。」
 実はこの部屋、大量のカメラとマイクが取り付けられていて、室長によってしっかりと監視されているのだ。けれども、それは室長の趣味のようなもので、会社は一切関与していない。現に彼女は、高そうな革張りの椅子を倒して深く腰掛け、彼の一挙手一投足を熱っぽい目で追っている。彼の姿を映し出した大画面モニタ。カメラアングルを切り替えながら、いちばん良いポジションを探す。高性能マイクは、彼の吐息すらも鮮明に拾うほどだから、さっきの臭いうんぬんもすべて彼女に聞こえている。けれども、彼はクビにならない。どういうことか。
「ふふっ、わたしのマスクのにおいなんて嗅いじゃって、この、ヘンタイ。」
 蔑むでもなく、嬉しそうにとろけたような表情でつぶやく彼女。口には先程と同じく仰々しいマスクが取り付けられていて、目の下からすっぽりと彼女の顔を隠している。言葉が発せられているのは、彼女のマスクの表面に取り付けられたスピーカー。そして、排気弁からシュー、シューと吐息が漏れる。
スーツの胸元は大きく開かれ、深い谷間がのぞく。それをまさぐりながら、熱っぽい表情を浮かべている。
「んっ……あぁっ……くさいの?わたしのマスク、くさい?」
 彼がマスクの臭いを嗅いではくさいくさいと漏らすのを聞いて、興奮で体を震わせる彼女。マスクから発せられる機械的な音声が無機質に響く。気づけば、薄いパンティーストッキング越しに陰部をまさぐっていた。
「んっ……その嫌そうな顔……凄く素敵……。」
 嫌そうな顔をして、自分の恥ずかしいにおいの染み付いたマスクを洗われている。まるで下着のにおいを嗅がれているような恥ずかしさ。ゆっくり、慈しむように陰部をこねる。やがて染み出してくる愛液。じゅわ、じゅわとパンスト越しに湧き出してくる。
「んっ、あんっ、きもちぃ……きもちぃよぉっ……もっと……もっと言って?くさい、くさいって言ってぇ?」
 シュッシュッと、マスクの排気弁から呼吸音が漏れる。腰をくねらせ激しく陰部を弄る。もう片方の手は豊満な胸をまさぐり、やがて乳首をつまむと、そのまま扱き上げる。
「きもちぃ……乳首こすこすすると、きもちぃよぉ……。」
 マスクに隠れてない部分からのぞくせつなそうな表情。普段の仕事ぶりからは考えられないような醜態。彼女は、モニタのボタンを切り替える。すると、一部分にマスクをつけた彼女の表情がうつる。
「犯して?くさいマスクをしてるわたしを犯して??」
 涙目になりながら懇願する彼女。彼のくさいという言葉、そして画面に映る自慰行為にふけるマスクをした自分の姿。興奮して気持ちが高まる。
「んっ、んっ、んっ。」
 ぐちょぐちょになった陰部をかき回す。普段は擦れて痛いくらいなのに、パンスト越しのぐちょぐちょに濡れた陰部は摩擦も少なく、思い切りかき回してもとどまるところを知らない。
「いくっ……いくっ、いくっ、いくっ!!」
彼女は耳元のスイッチを切り替える。これで声が外にもれなくなる。
「っっっっ………!!!!!!!!!!」
目を見開いて逝き続ける彼女。
「シュッ、シュッシュッ、シュコーッ、シュコーッ、シュコーーーッ!!!」
 完全に声を奪ってしまうマスク。聞こえるのは排気弁から吐き出される熱い吐息の音だけ。ガクガクと腰を震わせてのけぞる彼女。痙攣をするたびに、陰部からびゅーっ、びゅーっと愛液が吹き出す。
「シュッ、シューッ、シューッ、シューッ……。」
 浅く痙攣を続けながら、椅子に倒れ込む彼女。愛液の残りが、ぴゅっ、ぴゅっ、と滴り落ちる。体をあずけた椅子の上で、ブラウス越しの大きな胸が呼吸で上下している。逝ったばかりだとマスクが苦しいのか、まだおぼつかない手でマスクに手をかけ外す。ぴったりと張り付いたインナーマスクがぺりぺりと肌から離れ、からねちゃーっと唾液の糸がひく。さらけ出される素顔の彼女。口周りにはべったりと粘液状のものがこびりついている。おそらくマスクの裏側も……。
 力なく手から落ちるマスク。精密機器のそれを落とす愚行を見たら、メンテナンスをしている彼は嘆くだろうが、あいにくこれは彼女が自慰用に使っているマスク。ユニット交換ができない旧式のものを自慰用に転用したものだ。
 彼女が匂いフェチ、あるいはマスクを嗅がれることへの快感に目覚めるきっかけになった初代のマスク型ウェアラブルデバイス。マスク型を希望したのは自分だし、最初は長いこと染み付いた臭いに不快感しかなかったが、メンテナンス性の悪いそれを我慢して使い続けることで、ついに性癖に目覚めてしまったのだ。
 床に転がったこの旧式デバイスのインナーマスクにも唾液がべっとりとついており、生暖かい空気を放っている。彼女が、この“ひとりあそび”から開放されるのはいつのことになるだろうか。その日まで、彼女の“秘め事”は続く。


……はぁ、なんとかきれいになった。あとは手配して朝に配達してもらうだけだ。しかし、あの4人をまとめている大ボスたる人がだらしないとは考えにくいんだよな。まさかわざと臭いマスクをメンテナンスさせて、それを見て悦んでいるとか?ないない、あの人たちがそんな低俗なことに溺れるわけがない。

ピンク色に染まった街。
それはまるで淫魔の世界のようで、
性に翻弄された民たちが、街の至るところで情事にふけっている。続きを読む

日が落ちた夜の教室。

響き渡るいやらしい喘ぎ声。

教育実習生・小早川清香は、あの日を境に、何かに目覚めたかのように、

夜な夜な校舎内で自慰行為を繰り返していた。

「あああんっ!!気持ちいい!!!気持ちいいよぉっ!!!」

机の角に秘部を激しくこすりつけ、その快楽に激しく悲鳴をあげる。

下には、ショーツ以外なにも履いていない。

上には何故か給食着を羽織って、

喘ぎ声を漏らさまいと、ときどき口を覆うガーゼのマスクを手で押さえている。

給食着の下はどのような格好をしているのか伺えないが、

下がショーツ一枚のみだということから、

きっと、同じく下着一枚か、何も身につけていないといったところだろう。

ゴム紐の給食帽までかぶって、一見、ただの給食当番だが、

そこにあるのは、快楽に溺れる一匹の淫乱な雌の姿。


コツ、コツと、こちらへ近づいてくる足音。

行為に夢中になっている清香はそれに気づかなかった。続きを読む

わたし、小早川清香。
教育大学の3年生。
今日からはじまる教育実習。
小学校教諭に絶対になりたいというわけじゃないけど、教育学部に進んだ以上、資格はとっておきたい。
そんな軽い理由で、10年ぶりくらいの母校に帰ってきている。
一日目は、教室の後ろにたって授業を見学するだけなんだけど、突然入ってきた自分という異物に向けられる好奇の視線、それによって、スムーズに進んでいるとは言いがたい授業。
ベテランの教諭でも、新たな興味の対象が入ってくるだけで、こうも大変な状況になるのだということをふつふつと感じている。
子どもたちは、講義で学んできた前提のように動くわけではなく、はじめて相手をする生身の人間というものに四苦八苦だ。
ただ突っ立って見ているだけでも、学校教諭の大変さを身にしみて痛感している。
まだまだ手のかかる1,2年生、体が大きくなって反抗期に入りはじめたりで手に負えなくなる5,6年生。
それに比べたら、3,4年生はある意味いちばん小学生らしく、教員歴の浅い人は、その代に回されることが多い。
わたしも例外じゃなく、3,4年に配属されているが、それでもこの様相だ。
一応、大学で模擬授業の演習こそしているけれど、あんなにスムーズにことが進むわけがない。
ゆくゆくは、子どもたち相手に自分で授業をしなくてはいけないのだと思うと、先が思いやられる続きを読む

※当たり前ですが、これは、マスクフェチに主眼においたフィクションなんで、
設定に突っ込まれても、どうしようもありません。
或いは、その部分を書き換えてくれるのなら大歓迎ですが。
真に受けるひとなんていないと思いますが、念のため……。



繁華街の雑居ビルのワンフロア。
わたしは、そこで小さいながらも歯科医院を経営している。
このご時世、歯科医院はコンビニより多く、首が回らなくなっている病院も多いって聞く。
矯正、インプラント、審美歯科等々、他にはない専門的なものを売りにして、差別化をはかっているところも多い。
わたしのところは、保険診療のみで地道にやらせていただいている。
それだけでは厳しい時代だけれど、営業努力?の甲斐もあって、資金繰りに頭を悩ませないくらいには繁盛させてもらっている。
なんだろう、ギャンブルみたいなことはせずに、できることを、コツコツと、って感じかな?
そんなこと話しているうちに、予約の患者さんが来たみたい。続きを読む

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