妄想マスクフェチ

風邪・花粉症用衛生マスクフェチの自己満妄想垂れ流しブログ。唇の形が浮き出るぴっちりしたマスクに偏り気味。

タグ:女子大生


お題:

電車、女子大生、就職活動、相席


「ここ、いいですか?」

そう尋ねてきたのはリクルートスーツを着た女の子。

ひとりぶんのスペースに縮こまってはいるが、4人掛けの対面シートの他の席は誰も座っておらず、事実上ひとりで占拠しているような状態。

誰かと相席するのを嫌がる人も多いが、こうして頼まれている以上、パーソナルスペースに入られるのが苦手とか、どうたらこうたらくだらない理由で無下に断ることなんてできない。

他にも空いている席はあるが、2人がけで隣り合って座るよりはマシだろうと思ったのかもしれない。

ホント、見知らぬ人と肩が触れる距離というのは色々と余計な気をまわしてしまってストレスがたまる。

まぁ、答えの出ない相手の思惑など考えても仕方あるまい。ちらっと視線を向けて、どうぞと許可の意を示す。

彼女は軽く会釈をして、僕の斜め向かいに座る。

就職活動中の大学生だろうか。まだ、スーツ姿に着慣れていない感じの初々しさがある。

あぁ、自分にもああいう時代があったなぁと、嫌な思い出しかない就職活動のことを思い出して、すぐにやめた。

ふと、怪しまれない程度に彼女に目をやると、だんだん暑くなる時期なのに大きなマスクをしている。

そういえば、さっき声をかけられたときも少し声がくぐもっていたなと。

最近は当たり前にマスクをする子が増えたなぁとつくづく思う。

時期が時期になると、電車の中は見飽きるほどに、マスクをした人でいっぱいになる。

コンビニの店員さんもそうだし、他の接客業でもマスクをしたまま接客をする人も増えた。

この子に限らず、スーツにマスクという出で立ちも珍しくはない。

ひと昔前では考えられなかったことだし、色々言う人もいるだろうが、

マスクに対して寛容な世の中になったのは決して悪いことではないと思う。

風邪か、花粉症か、あるいは予防目的か。

これからクーラーも入るだろうから、空調から喉を守るのにも有効なのかもしれない。

目的は定かではないが、大切な時期を万全に乗り切りたいという心がけは素晴らしいことだ。

しかし、それにしてもでかいマスクだ。

目元耳元、顎まですっぽり白で覆ってしまって、顔がほとんどわからないじゃないか。

出たての頃は大きいサイズばかりだった使い捨てのマスクも、近年は、ちょうど良い大きさなのが流行りなのか、こんな大きなマスクをつけた人を見かける機会は少なくなった。

それによく見ると、蛇腹状のマスクでもなく、くちばし状のそれでもなく、平面の、のっぺりした白いマスクのようだ。

かつての主流だったガーゼマスクのそれとも違い、生地も薄いようで、白いマスク越しに顔の輪郭が浮き出ているくらいだ。

これ、苦しくんないのか?

そんな興味が沸いてしまったせいか、いつもなら黙ってやり過ごすところを一歩踏み込んでしまった。

「・・・就職活動ですか?」

これで感じの良い返事が返ってこなかったら適当に話を切り上げればいい。

「えっ?」

まさか話しかけてくるとは思わなかったのだろう。スマホをいじっていた彼女はこっちを見て、一瞬驚いた顔をすると、疑問符を返す。

「あー・・・この時期だと、そうかなーって思いまして・・・。」

やっちまったかなぁと、気まずそうに気の利かない返しをしてしまう。

「あー、そうなんですよ~。この時期になると、毎日、色々なところへ行かなくちゃいけなくて・・・。今日はこれでようやく帰れるんです。」

反応が薄かったので勇気ある撤退を考えたところで、意外や意外、結構食いついてくれた。マスクに遮られて少しくぐもった声、それに、喋るのに合わせて、マスク越しに浮き出た唇がもごもごと動く。それ、喋りにくくないのかねぇ。

「地元はこちらなんですか?」

「えっ?あー・・・。」

「あっ、言いにくいことだったらいいんですよ?」

慌てて身振り手振りを大げさにしてしまう。

「ふふっ、なんですか?その動き。」

マスクに覆われた口元に手を添えて笑う彼女。

「地元はこっちなんですけど、学校は○×のほうなんです。多分、就職は向こうですると思うんですけど、親がこっちも受けとけってうるさくて・・・。」

苦笑いで返す彼女。マスクが顔にぴったりフィットしているのもだから、言葉を紡ぐたびに、ときどきマスクが口内に巻き込まれては吐き出されてを繰り返す。息を吸ったり吐いたりでマスク越しの唇の形が更にくっきり浮き出たり風船のようにぷくっと膨らんだり、せわしない。やっぱり、喋りにくいでしょ、それ。

「うちの親もそんな感じでしたよ。こっちで就職しろって。まぁ、僕は地元の学校だったんで、ここでしか就職できなかったんだけど。」

「なんですかそれー。」

彼女が笑ったのだろう、マスクが半月のように大きく歪み、喋るのに合わせてくしゃくしゃと動く。なんか、生き物のようなマスクの動きに神秘すら感じはじめてきた。そして、思わずぽろっと言ってしまった。

「しかし、大きなマスクだねぇ。」

「あっ、これですか?日焼け防止も兼ねてるんでこの大きさなんですよ。薄いからこれからの暑い時期、着けてても苦しくないですし。」

そう言って、薄さをアピールするためか、マスクを摘んで引っ張る。

「あっ、ごめん、嫌だったらやめるから。」

あまりに一般的でない話に持ってゆくと変態認定される可能性があるからこれは博打に近い。でも、気になってしまったのだ、そのマスクが。

「いえいえ、いいですよー。」

マスクの話題にも嫌がる素振りを見せない彼女。こりゃもう少し深くいけそうか?

「これから日差しも強くなるからねぇ。花粉症とかはないの?」

まずは無難なあたりで。

「う~ん、少しはあるんですけどね。どちらかというと、電車内の、ほら、においとか・・・そっちのほうですねー。これから汗臭くなったりしますし・・・。」

電車内の、あたりから声を潜める感じになる。暗に自分がくさいと言われてると勝手に怒り出す連中がいないこともないから。そして、被害妄想でキレる連中は実際に・・・あー、まぁ、そういうことです。

どうも、このフィット感抜群のマスクは、そのフィット感ゆえに口に絡んでしまうことが多いらしく、さっきから彼女はせわしなくマスクを直している。

「・・・そのマスク、喋りにくくない?ほら、唇の形も浮き出てるし。」

核心を突くひとこと。ノーブラの子に、乳首、浮き出てるよ?と指摘するほどではないにしても、場合によっては確実に変態扱い。ついに禁断の扉を開いてしまった。

「・・・どこ見てるんですか?なんですか~?お兄さん、唇フェチなのですか?お金とりますよ?」

彼女は一瞬、わけのわからないって顔をしたあと、いたずらっぽい笑みを浮かべて挑発するかのように言ってくる。それを邪魔するかのように、口内に巻き込まれるマスクの生地。

「あーもうっ!このマスク、喋りにくいなぁっ!!」

「・・・自分で言ってるじゃん。」

ぼそっとこぼれた言葉。

「いや、そうなんですけど~、やっぱりこれからの時期はこういうマスクじゃないと~・・・云々かんぬん・・・」

もう、面倒になったのか、マスクを口に巻き込んだまま喋り続ける。

口が開閉を繰り返すたびに、マスクの生地にじわーっと唾液の染みが繰り返す。

「ほら、マスクびちゃびちゃじゃない。」

「えっ?うそっ!?」

驚いて口に手をあてがう彼女。音はせずとも、唾液のねちゃっとした感触が手に伝わったに違いない。

「やばい、どうしよう、これ・・・。」

濡れたマスクに触れて、小声でつぶやく。

「えーっと、まずは、ハンカチハンカチ・・・。」

焦ってなかなかハンカチを見つけられない彼女。

「あーほら、もう垂れるって。これ使いなよ。」

僕は自分のハンカチを彼女に差し出すが、彼女は一瞬、じとーっとした目でこっちを見る。

「いいよ。それ安物だし、あげる。」

きっと何かに使われると思って警戒したのだろう。そんな気持ち、ない・・・わけがない。あわよくば・・・男なんてそんなもんです。

彼女はマスク越しにぺたぺたとハンカチを当て、染み出した唾液を吸い取ろうと試みる。

「あー、もう、これ、ベタベタして気持ち悪い!」

彼女はそう言うと、マスクを乱暴にとる。マスクと唇の間に唾液の糸がつつーっと伸び、乱暴に剥ぎ取られたマスクから唾液が飛び散る。

大きなマスクから解き放たれた彼女の顔は、十中八九振り向くようなかわいい顔をしており、こりゃ男避けって意味でもマスクをしてたのかなと、余計な勘ぐりをしてしまう。

いくらマスク越しに顔の輪郭が浮き出ていたにせよ、マスク越しの顔のラインは生地を押し当てられたそれであって、マスクなしの顔の造形は、似ても似つかぬものに思えた。

そんな唾液まみれの美顔をせっせせっせとハンカチで拭く彼女。あー、ファンデーションがとれて、まだらになってるよ。口紅も変なところに延ばしちゃって・・・。

「次はー、△△ー、△△です。お出口は~・・・。」

流れる電車のアナウンス。話に夢中になってて気づかなかったが、随分先まで来たようだ。

「えっ?△△?あの、○×駅ってもう過ぎちゃいました?」

わけがわからないという顔で、こっちを向いて訊いてくる彼女。

「○×?3つくらい前じゃない?随分前に通り過ぎたよ?」

「うそっ!?どうしよう!話に夢中になったら乗り過ごしちゃった!!」

あら、それはご愁傷様。

「お兄さん!それ、捨てといてください!!」

そう言って、外したマスクとハンカチを押し付け急いで降りてゆく彼女。

突然のことでわけがわからない。

「あっ、お父さん?電車乗り過ごしちゃった。今、△△駅の~・・・」

鳴り響くベルの音に混じって、電話をかけている彼女の声が聞こえる。

やがて閉まる扉、動き出す電車。

呆然とする僕の手には、彼女の唾液を吸った自分のハンカチと、しっとりと濡れた彼女のマスク。

そして気づく。△△駅、僕が降りなくちゃいけない駅だった・・・。

日が落ちた夜の教室。

響き渡るいやらしい喘ぎ声。

教育実習生・小早川清香は、あの日を境に、何かに目覚めたかのように、

夜な夜な校舎内で自慰行為を繰り返していた。

「あああんっ!!気持ちいい!!!気持ちいいよぉっ!!!」

机の角に秘部を激しくこすりつけ、その快楽に激しく悲鳴をあげる。

下には、ショーツ以外なにも履いていない。

上には何故か給食着を羽織って、

喘ぎ声を漏らさまいと、ときどき口を覆うガーゼのマスクを手で押さえている。

給食着の下はどのような格好をしているのか伺えないが、

下がショーツ一枚のみだということから、

きっと、同じく下着一枚か、何も身につけていないといったところだろう。

ゴム紐の給食帽までかぶって、一見、ただの給食当番だが、

そこにあるのは、快楽に溺れる一匹の淫乱な雌の姿。


コツ、コツと、こちらへ近づいてくる足音。

行為に夢中になっている清香はそれに気づかなかった。続きを読む

わたし、小早川清香。
教育大学の3年生。
今日からはじまる教育実習。
小学校教諭に絶対になりたいというわけじゃないけど、教育学部に進んだ以上、資格はとっておきたい。
そんな軽い理由で、10年ぶりくらいの母校に帰ってきている。
一日目は、教室の後ろにたって授業を見学するだけなんだけど、突然入ってきた自分という異物に向けられる好奇の視線、それによって、スムーズに進んでいるとは言いがたい授業。
ベテランの教諭でも、新たな興味の対象が入ってくるだけで、こうも大変な状況になるのだということをふつふつと感じている。
子どもたちは、講義で学んできた前提のように動くわけではなく、はじめて相手をする生身の人間というものに四苦八苦だ。
ただ突っ立って見ているだけでも、学校教諭の大変さを身にしみて痛感している。
まだまだ手のかかる1,2年生、体が大きくなって反抗期に入りはじめたりで手に負えなくなる5,6年生。
それに比べたら、3,4年生はある意味いちばん小学生らしく、教員歴の浅い人は、その代に回されることが多い。
わたしも例外じゃなく、3,4年に配属されているが、それでもこの様相だ。
一応、大学で模擬授業の演習こそしているけれど、あんなにスムーズにことが進むわけがない。
ゆくゆくは、子どもたち相手に自分で授業をしなくてはいけないのだと思うと、先が思いやられる続きを読む

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