妄想マスクフェチ

風邪・花粉症用衛生マスクフェチの自己満妄想垂れ流しブログ。唇の形が浮き出るぴっちりしたマスクに偏り気味。

タグ:病院

玉袋が痒くてたまらない。
肉体労働をしている関係上、どうしても汗や汚れとは縁が深くなってしまう。
冬場は寒いぶん、からだを暖めるのにちょうどいいのだが、今日のような真夏日となると、まさしく地獄だ。
Tシャツはおろか、作業着すら汗で色が変わってしまうほどに汗をかきつづけている。
体を守るための作業着は、その防護性を確保すべく、夏場に着るには少々分厚く、体はまるで蒸し風呂状態、サウナスーツを着ているかのよう。
脱水症状で倒れないようにと、こまめな水分と塩分の補給を義務付けられているのが余計に発汗を促しているようだ。
暴力的な太陽の照りつけが、新陳代謝すらも暴力的に炊きつけているかのようで、まるで、とった水分がそのまま汗となって流れだしてしまっているのかと思うほどに、汗となって体の毛穴すべてから噴き出している。
水分、塩分を補給する時間はあっても、着替えて汗をふく時間など無いわけで、それ以前に、動いて数秒で汗が噴き出してくる環境で、いちいち着替えていたらきりがないし、仕事にならない。
お情け程度に、首にかけたタオルも、顔の汗を拭っているうちに、すぐに汗を吸ってびしょ濡れだ。
ときどき絞ると、人間の体ってもんは本当に水で出来ているんだなぁって、妙に感慨深い気持ちになる。
とにかくこの時期は、汗をこまめに拭き取れないので、どうしても、あせもとは縁が深い。
一日の終わりに、シャワーで汗をスッキリ流しても、一日中放置していた結果、毛穴が炎症を起こしてしまっていて、非常にかゆいのだ。
毎年この時期になると、風呂あがりに薬局で買ってきた軟膏を塗って、だましだまし過ごしている。
こういう部分は、まめにやっているので、医者に掛からずとも、症状とうまく付き合いができているつもりだ。
医者にかかったほうが、保険が効いて、結果的に安くなるのだろうが、そう何度も通院するのは、はっきり言って面倒くさい。続きを読む

「はい、じゃあ夏実ちゃんもつけてみようか。」
 看護師さんは、マスクを外さずに、わたしに箱から同じマスクを取り出して手渡す。
 わたしの手にのせられたぺらぺらのマスク。それは、ただの長方形に切られた布のように見えなくもなくて、耳に掛けるであろう切れ込みがなければ、本当にただの布切れだ。手触りは、まるでナイロンのようにすべすべしており、肌より少しひんやりとした感覚が少し気持ちいい。熱に侵されたようにぼーっとしながら、その感覚を確かめる。
「どうしたの?夏実ちゃん?おーい。」
 手にのせられたマスクを触りながら、いつまでもつけようとしないわたしを不思議に思ったのだろう、看護師さんがわたしに呼びかける。ハッとなって、顔をあげると、看護師さんは安堵の表情を浮かべる。
「もう、突然ぼーっとしちゃって、心配しちゃった。なにかおかしなところがあったら遠慮なく言ってね?」
 看護師さんの顔には、わたしの手にあるものと同じぺらぺらのマスクがつけられていて、鼻と唇をはじめとした、顔のラインがくっきりと浮き出ている。言葉を発するたびに、マスク越しに唇が動いて、その光景がわたしの頭を痺れさせる。
 わたし、これからこの人と同じマスクをつけるんだ。
 つけたらどうなるんだろう。
 同じように、顔にピッタリはりついて、鼻と唇が浮き上がっちゃうのかな?
 そんなことになったら、わたし、どうなっちゃうのかな?続きを読む

マスクなんてなんとも思ってなかった。
風邪をひいたら普通につけていたし、給食当番のときも、当たり前のようにつけていた。
それが変わったのが、4年生の頃だろうか。
あの出来事があってから、わたしは、マスクの魅力へと溺れていった……。続きを読む

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